忘れてた!!

Degustation a Jazz / 菊地成孔(ASIN:B0001N1R26)って、もう発売されてたんだ!!

数多ある音楽の中で、ジャズだけが「モダン」を名乗った。この責任は重大で、モダンを名乗ったからにはポスト・モダンによって落とし前を付けなければならない。ご丁寧にも唯一性という駒を三つも用意までして僕がしでかそうとしているのは、その落とし前についてだ。旧来的なモダン・ジャズのドグマを解体し、エレガントで、フォーマルで、ブルーで官能的な、つまり本来の姿のまま、ジャズのポスト・モダニズムを行うこと。僕のようにアンチ・オイデプスなフロイド主義者にとって、父の死こそがポスト・モダニズムの断行である。とまでは言うつもりは毛頭無い。しかし、僕にとって、いつの間にか違和感でいっぱいになってしまったこの国のジャズが、何故そうなってしまったのか。ジャズ自体に問うても解らなかった答えを、三つの駒が教えてくれたという訳だ。

ジャズは全然わかんないんだけど、こんなこと書かれると、買わずにはいられんのですよ。