読了

最近読み終わったものを。ちょっとだけ「批評」がテーマなのかも。たまたまですが。

お笑い 男の星座―芸能私闘編 (文春文庫)

お笑い 男の星座―芸能私闘編 (文春文庫)

お笑い 男の星座2 私情最強編 (文春文庫)

お笑い 男の星座2 私情最強編 (文春文庫)

なにかの雑誌(ぴあだったかな?)に連載していたものだそうです。正直芸能ネタは全く興味ないのですが、強く惹かれる人たちを記すために用いている独自の批評視点は対象への熱を否応なしに伝えてきます。のわりにはさくっと読めてしまうあたりも素晴らしいですね。

CDは株券ではない

CDは株券ではない

bounce.com連載の書籍化です。bounce.comでの連載時点で既に読んでいたのですが、追加原稿それだけでも読んだ価値がありました。菊地さんの話によく現れる「総批評家化」とその批評家の質の変化、こうあるべきなのではという話は、昔読んだ蓮實重彦さんの『表層批評宣言』に重なる部分が、というか、菊地さんの言葉によって理解が進んだといえます(読みが浅かったのですね。再読せねば)。

表層批評宣言 (ちくま文庫)

表層批評宣言 (ちくま文庫)

東京大学のアルバート・アイラー―東大ジャズ講義録・歴史編

東京大学のアルバート・アイラー―東大ジャズ講義録・歴史編

菊地さんの東大ジャズ史講義録(前編)です。サックスを始めたけれどジャズを全くと言っていいほど知らない僕ですが、すとんと腑に落ちる感満載で楽しく読めました。一番の収穫は巻末の対談にあった歴史構築に関する話題だったりしますが。最近は過多ともいえる情報を受けるだけだったのですが、そこから自分なりのものを構築していかないと。とそう考えてから、仕事の質が変わり始めた気がします。構築ってやりはじめると楽しいですし。

細野真宏の世界一わかりやすい株の本

細野真宏の世界一わかりやすい株の本

あー、確かにわかりやすいですね。わかった気にさせて株でもやってみよっかなーって調子にのせてしまう、そんな感じ。株取引未経験なのでこの知識がどう役立つかはわからないのですが。薄く、さくっと読み終わる軽い本です。