電源コード束ねグッズの安全性

長いコードを絡まらないようにきれいに整理整頓する「cableyoyo」 - GIGAZINE

にて各種コードをすっきり束ねて整理するグッズが紹介されてました。なかなかすてき。で、そこでは電源コードもクルクル巻にしてすっきり収納していたのですが、昔なにかで「電源コードを束ねると発火の危険がある」ってのを読んだような気がしたのです。ということでブックマークのコメントにそのことを書いてたら初のはてなスターを頂きました。ちょっと浮かれ気味で発火の話を調べてみます。

ちょうど「くらしの安全情報サイト」というところでテストをしていました。以下のページからその結果を見ることができます。
http://www.anzen.metro.tokyo.jp/anzen.php?cmd=show&gr_id=315

以下は試験内容の引用です。

(3)コード巻取器を使用した時のコードの温度測定
「コードは、束ねて使用しない」という使用上の注意がある反面、コード を巻き取って収納するコード巻取器が商品化されている。これら商品には、使用しても良いコードの種類や長さ、流せる電流の上限などが使用上の注意 事項として表示されているものが多い。(P16.17 コード巻取器の表示一覧参照)表示されている注意事項を遵守しているときとそれ以上の電流を流したときの温度をそれぞれ測定する。巻取器に表示された注意事項と温度の測定値を検討し巻取器を使用するときの注意事項を確認する。

試験結果を見ると(表なので引用が面倒でしたすみません)、使用上の指示および注意の範囲内でも70度と結構温度が上がっているものがありました。
指示および注意を上回る場合では100度オーバーです。

「電源コードが半断線しているかも」というリスクを考慮すると、たとえ指示および注意の範囲内であったとしても電源コードを巻き取り器を使って束ねるのは危険、というふうに私は判断します。


電源以外の巻き取りに活躍してもらいましょう。