読了 嘘だらけのヨーロッパ製世界史

嘘だらけのヨーロッパ製世界史

嘘だらけのヨーロッパ製世界史

歴史を動かす最大の要因は幻想であるという著者の「史的唯幻論」の視点から、バナールの「黒いアテナ」を軸に一般的な世界史を見ていこう、って話です。国家を、歴史をフロイト的に分析していく手法が気持ちよいです。「歴史は大抵偽史である」という感覚がなんとなくある僕にとって、多少強引な理屈は痛快さに変わるだけでした。

で、この本、なんで読もうと思ったんだっけ?